帰省してみた(後半戦)

翌5/3は、午後から相方の姉妹とその旦那が合流し、メインイベント(?)の田植えを開始。棚田とはいえ、中央部は手押し(?)の機械で植え済なので、われわれ人間どもは、機械植えで漏れた箇所をピンポイントで穴埋めする作業を行うことになっていました。

ひざぐらいまである田んぼ専用の長靴を借用して田んぼに突入しましたが、膝下10cmぐらいまで一気に浸かるので、移動にえらく難儀しました。一回の足の移動でいかに多くの苗を植えられるような場所に移動するか、という最適動作を考え始めると、結構頭を使うので面白いです。所詮局所最適にしかならないんですけどね。

5/3分を終了したところで、昨日同様、入浴のため風の国に移動。この日は前日と異なり、えらい混み用でした。5,6個ある洗い場がすべて埋まっているは、子供が大浴場を走り回るは、とちょっと落ち着けなかったのですが、まぁのんびりできましたかね。

翌日(5/4)は朝から田植え。とはいっても10時頃からの出動なので比較的遅めかもしれません。残りの箇所をやっつけて12時すぎに作業終了。蛙があちこちで飛び跳ねていたり、ヘビが田んぼの中をニョロニョロと動き回っていたり、と、普段はなかなか見られない光景をたくさん目にできましたかね。野うさぎもいたかなぁ。

16時すぎに実家を辞去し、妹さんの運転で江津駅まで送ってもらいました。押さえてあるのが19:26松江駅発のサンライズ出雲なので、何はともあれそこまでは移動しないといかん、ということで、16:58発のスーパーまつかぜ12号に乗ることに。50分ぐらいで駅に到着し、飲物を買うついでに、「鰈がカレーで華麗に泳ぐ」どんちっち鰈カレーと妖怪ファミリーカレーを購入しました。まだ食べてないので味のほうは分かりません ^^;

16:58に定刻どおり出発したキハ187系スーパーまつかぜ12号、横を走る国道9号の車を次々とぶち抜く快走ぶりでした。気動車特急に初めて乗った気がしますが、音も静かでたいへん快適でした。この時点では40%ぐらいの乗車率だったかしらん。車窓を眺めていると、温泉津のあたりから9号線が混んでいるなぁと思ったら、渋滞の先頭は仁摩サンドミュージアムでした。一年計砂時計があることで有名、というよりは、最近は映画やドラマの砂時計ですっかり人気の場所になったようですが、周囲に言わせると「う〜む」らしいです。

大田市に17:26に到着すると、石見銀山観光からの帰りなんだろうなぁ、と思われる多くの客が乗り込んできて自由席は満席になってしまいました。実は、まだ石見銀山には行ったことがないのですが、見学可能な間歩がいずれ整備されるであろう時期に行ってみようかなぁ、とたくらんでいます。

松江には定刻18:15に到着。出発までの1時間強はみやげ選定にあてることにしていたので、駅ビル(シャミネ)でいろいろと買い込んでみました。前回は「元気なお菓子」どじょうパイを買ってみましたが、今回はかにパイといか墨煎餅を購入。ついでに車内で食する弁当を買おうかなぁと思ったら、駅弁屋はとっとと閉店していました。駅横のデパート(一畑百貨店)は19:00閉店ですし、商売っ気なさすぎ(なところもよいんですけどね)。しかたなく、ローソンで弁当購入。旅情もへったくれもありませんなこりゃ。

今回のサンライズ出雲、確保したのはシングルでした。1号車24番なのでいわゆる2F部分のため、たいへん眺めがよいです(外は暗くなってはいますが)。寝台列車に乗ったのは、20年以上前にはやぶさのA寝台個室を使って以来のはずですが、雰囲気は今回のシングルのほうが断然上です。ヒマなので7号車まで車内を散歩し、戻る途中の3号車のミニサロンでほとんど真っ暗な車窓(伯備線だったのであまり市街地があるわけではない)を眺め、新見を出るあたりで就寝してしまいました。

岡山でのサンライズ瀬戸との連結では、思っていたよりも強い衝撃のため目が覚め、その後も大阪と浜松での停車時に目が覚めましたが、やはり、バスよりは良く寝られたかと思います。湯河原を通過したあたりで起き上がり、早川〜根府川間で太平洋を眺め(天気が悪かったのが少々残念)つつ、定刻6:44に横浜に到着。ホームに降りてみると、乗客の何人かがカメラを片手に車両を撮影していました。子供だけではなく、おねーちゃんも何人かいたぐらいなので、相当人気があるんだなぁと改めて実感しました。

横浜からは相鉄線でいつもどおりに帰宅。軽い疲労のため、とりあえずその日は寝たおしてみました。いろいろと楽しかったので、また来年も行かなくては。