松浦亜弥コンサートツアー2006秋 〜進化ノ季節〜@グリーンホール相模大野大ホール

うううううぅ、中止になってしまいました。1階2列センターとハロコン史上最高の場所が青封筒でやってきたので楽しみにしてたのにorz

さて、中止に至るまでですが...

自宅を13:30に出て、相模大野駅到着が14:21。同行の友人と落ち合って会場に向かいました。会場のグリーンホール相模大野に来るのは谷村有美の「愛する人へ」ツアー以来13年ぶり。相模大野の駅自体は、レインボーセブンツアーのときに茶をしばくために降りて以来7.5ヶ月ぶり。ついでに書くと、コンサートの中止は6年前の浜崎あゆみ以来。このときは、事前に振替が決まっていたので全然気にもなりませんでした。

現地に14:30ちょい前に到着すると、「機材トラブル」のため開場が30分遅れる、との告知。この時点では「たまにはこういうこともあるかぁ」と楽観的に考えていました。

「当日券もなし」との貼り紙に「ふむ、ちゃんと客が入ってめでたいことだ」と思い、隣の公園を眺めながら「なんとなくヨーロッパ風の造りでございますわねぇ」などと同行者とセレブな(←どこが?)会話で暇潰し。でも、外にいると結構暑いので14:50頃に会場無いへ。

入口右側になにか貼ってあったので見に行くと、来年のカレンダーでした。その手のものには興味がないのでちゃんと見たのは初めてですが、どれもこれも買う意欲をなくすような感じにしか見えませんでした。娘。は消去法じゃないと誰が誰だか分からないし、肝心のあややは年相応には見えないし、あれだと買う気がわかない...(という話を、後ろのほうで他の客もしていたような)

また、入口左側にはスケバン刑事の告知ポスターが貼ってありましたが、1枚がなぜか裏焼きVersionでした。あれはあれで面白い試みなので、もし会場で売ってたら買いだった、と同行者が申しておりましたが、わたしはグッズには手を出さないのでパス。

... などというたわごとを吐いていたのも、まだ普通に始まると思っていたからでした。2列目だとさすがにステージが近い近い。こりゃたまらんです(との喜びも1時間後には...;_;)。

当初予定の15:00には始まらんだろうな、と思っていたので、出かけるときにポストに入っていたために持ってきた 近代映画80’sアイドルデビュー伝説Final―乙女塾の時代 をおもむろに取りだして同行者とじじぃトーク。タイトルに「乙女塾の時代」とはありますが、乙女塾メンバで当時気になってたのはトトメスな堀川早苗ぐらい(といいつつ、この会場に瀬能あづさ無き後のCoCoを14年前に見に来てはいるのだが)。

...と、このあたりまでは「ま、少し押しても普通に始まるかな」と思っていました。雲行きが怪しい、と思ったのは、場内アナウンスが普通にグッズの案内やらCDの案内やらを15:15になって流したあたり。

入口に掲示されていた「機材トラブル」が本当ならば、開場を30分遅らせても開演をそのまま30分遅らせる理由はないはずですし、場内もほとんどの客が入っていたように見えるにもかかわらず、こんなアナウンスを流す、ということは、15:30にも始まりそうにないなぁと思った次第。夜公演を考えると本編短縮もあるのかなぁ、とか、雲行きが怪しいとはいえ、まだ楽観的に考えていました。

で、15:30になっても始まる気配がありません。前に陣取っている係員の人も、時計気にしたりあくびしたり、全然情報が入っていない模様(最前列に7,8人いましたが、無線機(?)を持ってたのは一人か二人なので情報の伝えようがない)。

15:40ぐらいに同行者が厠に行くついでに係員に聞いても「何も知らん」とのこと。さらには、各係員に伝言担当がこっそり耳打ち。どうやら、「状況が分からんから、開演時間に関する問い合わせにはとにかく分からんと返答しておけ」という感じでした。

このあたりになってくると、「機材トラブルだったらこんな引っ張る必要あるのかぁ」「機材ってまさか本人なんじゃぁ」などとロクでもない妄想が出てきます。どう考えても、普通のトラブルではない感じ。

開演予定から1時間遅れた16:00になっても何も状況が改善されず、場内もなんとなく澱んだ雰囲気になっていました。ただ、この時点では、開演をせかすようなあおりは皆無でした。皆さんなんと紳士淑女であったことか。

そして... 16:10頃。舞台左側にスポットライトが当たった瞬間「あぁ! 中止だぁ」と思ったことをはっきり覚えています。

本日の公演は中止であること、理由は顎関節症であり時間がかかること、払い戻しの話は翌日14:00以降に発表すること、などなど、主催者側から発表されました。発表中、怒号が涌き上がったのはやむを得ないでしょう。係員との小競り合いがちょっとだけあったように記憶していますが、おおむね冷静に事を受け止めていたんじゃないでしょうか。

ホールから出ると、入口付近に改めて「お詫び」の貼り紙と払い戻しに関する貼り紙。最初は電話番号しかなかったので「Webでの告知はないのか」と思っていたら、後から係員がURLの書かれた貼り紙を追加していきました。なので、明日見てみることにします。

ということで、半分放心状態で会場を後にし、近くのRoyalHostで反省会。

頭の中を占めていた不条理さやら怒りやらの理由が、1階2列センターという絶好の場所で見る機会が失われたことによるものなのか、機材トラブルと偽って1時間も待たせた上で中止としたスタッフの対応のまずさによるものなのか、良く分かりませんが、おそらく両方ともなんでしょう。

少なくとも後者については、入場前の時点で「体調不良のため中止」と出ていれば、あっさり納得できてたんですよね。過去にも、ヒットパレードツアーで曲が減ったりすることもあったんで、体調不良でもしょうがないなぁ、と。

ただ、今回の場合、なんで機材トラブルなどという、後からすぐに分かるウソついたのか、とか、医師の診断が出ているのであれば、とっとと中止にして万全を期するべきなのになぜわざわざ客を入れて待たせたのだ、とか、対応があまりにもお粗末であり、普通の体調不良ではないのでは、と邪推するしかないような状況でした。

そんな訳で、やけ酒ならぬやけパフェを食べながらの反省会だったので、明日朝のニュース枠で、芸能ニュースで取りあげるならはともかく、社会枠で取りあげられるのは勘弁してほしいだの、ひょっとして電撃なんちゃらになったらやだなぁ、とか、邪推が邪推を呼ぶしょうもない展開になったのでした。それもこれも、スタッフの対応に全然納得できてないからなんでしょうね。

ま、冷静に考えると、ドクターストップがかかってスタッフが中止させたいのに、本人が歌いたいからと言って問答が続いたあげくがこうなった、という可能性もあるんですけど、反省会の最中にそこまで考えるに至りませんでした。まだ愛が足りないのかもしれませんが...

顎関節症、というと、わたしもそれっぽい感じ(口を大きくあげるとこめかみのあたりがガクガク鳴る)なんで、あまり他人事とは思えません。本当にドクターストップがかかっていたとすると、たぶんしゃべるのも必要最低限に抑えられると思うので、本人による説明がなかったのも致し方ないところかな、と。

本当に顎関節症ならば、このあとの厚生年金と群馬も中止にして、じっくり治してほしいところです。となると、今回のツアーの模様がDVD収録されないかもしれないのが非常に残念なのですが、本人の体を考えると、ここで無理するのが良いとはとても思えません。

顎に爆弾抱えた状態で無理されると、歌手生命に大きな影響を与えることになりかねないので、昨日妄想したような楽しいセッションが出来なくなってしまうではないですか。ここはじっくり、じっくり...

邪推モードを捨て去って考えれば、今日一番残念に感じているのは松浦亜弥本人のはず(であってほしい...)。ギリギリまで引っ張ったのも、本人や関係者による苦渋の決断だったはず(であってほしい...)。

... 嗚呼、本当はこんな悲しいレポートでなく、2列目観戦の楽しいレポートを書きたかったのです。また、楽しいあややコンのステージを見ることができますように。