華原朋美@東京厚生年金会館、の感想など

9/4の続きを書いてみた。


ツアーは6月からはじまっていますが、曲目などは一切知らない状態で参加してみました。もし、あらかじめ知ってたら楽しさ半減だったかもしれません。

上野から秋葉原経由で向かったので、なぜか四ツ谷駅から2.1kmほどをてくてく歩くことにしてみました。30分も歩けば着くはず、と思っていたらその通りではあったんですが、雨あがりで非常に蒸し暑いのが計算外。16:45頃に到着したら、まだ入口に行列ができていたので外で待ってても良かったんですけど、中のほうが涼しそうなので最後尾について入場待ち。とはいえ、5分ほどですぐ入場。

座席は1F11列の中央やや右寄り、という、落ち着いて見るには良いポジションでした。15分ほど押した17:15頃に「あなたがいれば」から開演。

実は、この前のアルバム("NAKED")は微妙に趣味に合わない(バラード系中心なだけではあるんですけど)こともあり、ほとんど聴き込んでいなかったんですが、前半3曲でやった曲がいずれも良かったので、ちゃんと聴いてみないといかんなぁ、とちょっと見直してみました。

懐かしいところで"tumblin' dice"をやった後、微妙にキーが低い"I BELEIVE"が来ました。キーが違うとかなり気になるたちなので、ぜいたくを言えばきりがないんですけど、聴くことができただけで十分です。終盤に転調してキーが上がってもちゃんと声出てましたし、これを聴けた時点で元は取ったかな、なんて思ってました。

メンバー紹介直後には、アルバム"Love Again"から"regrets"が。このアルバムの中では二番目に好きな曲ですが、意外といえば意外な選曲。これをやってしまったので、同じアルバムの中で最も好みの"Free mind"はないかもなぁ、とこの時点では勝手に思いこんでいました。

アコースティックな"I'm proud"のあとで衣裳替え。この曲、オリジナルを聴きたかった気持ちもありますが、これはこれで良かったです。衣装替え直後の曲、イントロだけでは何の曲か分からなかったんですが、♪You gotta free your mind〜 →"Free mind"キターッ、ということで嬉しい誤算。3年前のツアーのときがメドレーだっただけに、フルコーラス聴くことができて非常に良かったです。ただの転調好きなので、この曲にもある後半の転調部分など、もう言うことありません。

続く"Hate tell a lie"のあとで、10周年らしく、一応(?)デビュー曲の"Keep yourself alive"までやってくれました。10年経過してもちゃんと歌いこなしているのがよいです。

アンコール前のMCでは、「最後の2曲です」と言っておきながら「これはあとでしゃべらなきゃ... なんてこと言っちゃいけないよね」と予定調和なアンコールをほのめかしたりして、しまいには「一応最後の2曲です」になってました。「一応聴いて下さい」とまで言ってましたが、これはさすがにまずいんじゃぁ...

そんなこんなでアンコール明けのMCでは、先日の2005宮城県沖地震の際に新幹線に乗ってて影響を受けた話を披露。車窓から、「東横インの看板が激しく揺れてるのを見てわくわくした」なんてことを言ってましたが、その気持ち、分からんでもないです ^^; 仙台駅付近では線路の上を歩かされたので、その模様を写メールで送ったなどとも言ってました。

わたしにはこのへんの話のほうが面白かったんですが、そのあとで今年の夏(ミュージカル三昧)を振り返り、来年の夏の目標の話になったときの「24時間テレビの100kmマラソンを走りたい!」との爆弾(?)発言のほうが翌日のスポーツ紙にも取り上げられていたようです。実は、100kmマラソンを見たことがない(興味ないんで)ので半分どうでもよかったりするのです。

... タイトルに「10th anniversary」とあるとおり、過去の経緯はともかくとしてのデビューから、もう10年経つんだなぁ、と思うと視線が遠くに行ってしまう今日この頃。TK時代の曲もメドレーにせずに主要な曲を押さえた上で最新アルバムからも選び、さらには"Free mind"のようなマニア好み(なのか?)の曲もあり、と、たいへん満足の行く内容でした。追加公演が11/17にありますが、平日でなければきっと帰りにチケット買ってたに違いないです。DVDは間違いなく買うことになるでしょう。