最近読んだ本

買ったのは2003年12月なんで今さらなんで、という感じではありますが、何せ読み終えたのが昨日の電車の中なので。400ページを超える本なので、気軽に通勤の車中で読むわけにも行かず、結果的に今まで引っ張るはめになりました。

内容は、といえば、「ジェスチャー」から「トリビアの泉」まで、テレビ草創期から現代に至る主要バラエティ番組について解説されています。本編の解説を読むと、どれもこれも非常に面白かった番組のように見えるので「その頃に戻りたい〜」と何度も感じました。時代の空気、というものもあるので、今見て面白いかは実は謎ではあるんですけど。

解説もさることながら、昭和29年から昭和64年の元日のテレビ番組表が掲載されており、これがたいへん興味深いです。元日は特番だらけなのであまり見るものがない、というふうに思い込んでいたんですが、改めて振り返ってみると、昭和55年頃は比較的通常の構成をとっており、単なる思い込みだったようです。普通にGメン75とか水戸黄門をやってたんですね。

バラエティ好きには楽しめる一冊なんではないかと思います。巻末の年表が昭和時代も網羅してたら、より資料価値が高まったかと思いますが、それはさすがに無茶なので致し方ないところかと。