Forerunner 405でのログ取り
ログ取り、とか書くと、不具合切り分けのための情報取得としてのログ取り、が頭に浮かんでしまうのであまり気分がよくはないのですが...
先日書いたとおり、今回の帰省ではForerunner 405をお供にしてみました。行きのバス車中から帰りのスーパーまつかぜ+サンライズ出雲に至るログがばっちり取得できるものと期待していたのですが、そんなに世の中甘くありませんでした。取得できていたのは、帰りのサンライズ出雲での車中、東海道線の瀬田駅付近(5/5の1時13分45秒)から家に着くまで、でした。
なんでこうなったか、を考えると…
- トラックポイントに上限があることを忘れていた
そもそも、上限があることを忘れていた時点でダメダメなわけです。405のマニュアルには、「約4秒間隔で20時間程度のデータが記録可能」とあるのですが、今回の行き帰りだけでも、合計で30時間は必要なので、少なくとも行きのデータは取得できるわけがありません。
では、なぜ6時間ぐらいのデータしか残っていないか?
- smart recodingが賢すぎ
どうやら、405のトラックポイント記録機能(スマートレコーディング機能、とかいうらしい)が賢すぎ、というのが理由のようでした。
当該ログをみたところ、記録時間が6時間3分16秒(483.191km)、トラックポイント数が18498、となっていました。マニュアル記載の内容(4秒間隔で20時間) ならば18000ポイントなので、ポイント数の最大値はだいたい妥当かなと判断しました。
ということは、記録間隔が短いのでは…と思い、ログの中身を見てみると、電車で移動しているところは1秒間隔にログが吐き出されていることを確認しました。時間あたりの移動距離が大きい場合には、時間解像度を高くして情報の精度を上げているんですかね。
サンライズ出雲の中では、コンセントから電源供給しながらGPS情報取得、という、トレーニングではありえない使い方をしたので、電池残量の心配はなかったのですが、トラックポイントの上限数にはまるという、予想外のオチがつきました。
以前取得した別の電車移動ログを見ても、確かに、高速移動中にはログ取得が1秒置きに行われていました。これでは、最短で5時間ぐらいしかデータがとれないことになるので、高速長距離移動のログを捕まえるのは難しいようです。旅の楽しみが一つ減ったかも?
とはいえ、今回のデータでも、米原、名古屋、豊橋、浜松で運転停車していることが分かったり、一宮や岡崎あたりでは120km/hぐらい出している一方で、豊橋を過ぎるとそんなに飛ばす区間がないんだなぁ、ということも分かり、結構おもしろいです。
年に1〜2回は帰省などで長距離移動することを考えると、トラックポイント取得に特化したおもちゃがあっても面白そうな気がしてきました。精度がForerunner405並のものがあれば購入してもよいかも。
試しに、トレーニングモードを"Biking"にしたら、高速移動時の記録が延びたりするのかな、と思って試してみたのですが、京浜東北線の80km/hぐらいの区間でも1秒間隔で記録されていました。やっぱりだめみたいです。
海外のサイトでも、似たようなことを考えている人はいるようで、Garminに問い合わせてくれた方もおられるようですが、「GPSログの取得間隔を変えることはできない」との回答をもらったそうです。残念…