松浦亜弥コンサートツアー2006秋 〜進化ノ季節〜@東京厚生年金会館

すでに昨日の話となってしまいましたが...

二週間前の相模大野(2列目)が返却処分になってしまったので、慌ててぴあ一般で購入したら2F最後列になってしまいました。でも、「行って良かった〜」と心から思える内容でした。


2006/10/22(日) 17:30開場/18:30開演 天気 雨

通算236回目。なんとなく天気が怪しいこともあり、おとなしく新宿まで電車で行けば良いものを、運動を兼ねて渋谷から歩いてみることにしました。原宿付近が大渋滞で歩きにくいったらありゃしなかったものの、東横線渋谷駅最後尾から新宿駅新南口付近まで1時間弱。昼公演を見ている同行者M氏からの連絡を待ちつつ某書店内を徘徊。17:20頃に電話があり、慌てて現地付近へ。あ、雨が本降りになっている...

15分ぐらいで会場付近に到着するも場所が分からず、2,3分の間挙動不審者になっていました。結局近くのVELOCEにいたものの、電話で「会場目の前から20mぐらい」って、なんか違う気がしました。

開演までの時間、同行者M氏とそのまた同行者のH氏としばし歓談(この二人は昼公演を見ている)。H氏はM氏の取引先ということで、当然わたしは初対面。仕事の絡みでクラリオンガールの話になり、「いったい誰がいましたっけ?」に誰も出てこないところが情けないです。

一般人H氏を間接的にあややコンの世界にひきずりこんだ形になるんですが、あまり良い席ではなかった(2F6列)ので感想を聞いてみたところ、好意的な内容だったのでほっとしました。来年の春コンでまたお会いしましょう(ってすっかりその筋に引っ張り込んでいるが、いいんだろうか?)

18:15頃に出て会場に向かい、ひたすら階段を登ってたどり着いた座席は17列13番。本当に後がない最後部。ステージが非常に遠いです。良く見れば、ステージ前にはDVD収録用のレールが。ま、この距離ならばわたしの姿が商品化されることもあるまい、と思いつつ、「今日はちゃんと出てくれるんだろうか」と半分ドキドキしながら開演待ち。

ところが、開演予定の18:30を過ぎても一向に始まる気配がなく、「また機材故障かぁ」などと若干不安になっていると、35分ごろにようやくアナウンス。暗転してステージ上に本人が現れるとほっとしました。出て来て客がほっとするのもへんな話ですが、前回1時間待たされた身からすると、出て来てくれただけでも感謝感激雨あられ状態なわけです。

さて、松戸の模様を参照しつつ、かいつまんで書いてみると...

M01 ずっと 好きでいいですか

昼夜差分曲のひとつ。最後の転調がめっちゃ好きなもので、全身ぞくぞくして聴いてました。

M02 渡良瀬橋

昼夜差分曲のふたつ。途中のピアニカ、思いっ切り間違えてましたが、そこは御愛嬌ということで。

曲の後にMC。最初、「マスコミとかワイドショーとかホームページで御存じかと思いますが」などと思わせぶりな言葉だったので、『またなにか別な事態が生じたのだろうか?』と思ってしまいましたが、相模大野の一件に関するお詫びでした。待たされていた1時間の間にもいろいろあったようですが、まだ完治したわけではないので、無理せず活動していってもらいたいものだなぁ、と。

... お詫びの後はいつもどおりの松浦さんに戻りました。「気がつけば あなた」のあとにお待ちかねのホーンセクションの登場、ですが、最後方からは全然見えません;_; 松戸は振り返って1mのところになべさんがいたんですけどね。あの場所で今回初見だと、♪何が何だかわからないのよ〜((c)クレイジーキャッツ)という感じ。

M04の「The 美学」がはじまったところで、隣の席(14,15番)の客がちっとも来ないのに気づきました。逆ドリするかぁ、と思ったものの、よく考えたらいまの場所より下がるわけでもなく、むしろセンター寄りになるのでプチドリームとでも言うんでしょうかね。ちょっとだけ、空き空間を利用させてもらうことにしました。

ここからはしばらく飛ばし曲が続きますが、なんだかいつもよりも切れてた気がします。いつもより余計に回している、というわけではないですが(マワリストではないですし)、制御きかないところで勝手にスイッチが入ったみたいです。

「Thanks!」後のMCでは恒例スケバン刑事ネタ。美勇伝の三人が役になりきっている、という話はまぁ普通ですが、「石川梨華ちゃんは素でやってる」発言に会場大爆笑。「わたしをいじめていたときの目は本物だったわけで」に大喝采。「わたしは正義の味方なわけじゃないですか」には苦笑まじりの大ブーイング。「面白い作品になってますから」って、松浦さんののしゃべりのほうが面白いですから :-)

また、何の脈絡もなくはじめた身長が伸びた話では、お約束の年齢ネタによる客いじり。「14でデビューして二十歳になりました。当時30で応援していた人はいまいくつですか」で痛がった客多数(他人のことをとやかくは言えない)。

ギター伴奏では「可能性の道」〜「ハピネス」。後者は昼夜差分曲の三つめ。昼の「私のすごい方法」の歌詞が好きなんで少々残念なんですけど、こっちも意外と悪くない、ということでどこかで調達する気になりました。

ホーンセクション+キーボード+ギターでの「オリジナル人生」、松戸で見たときは「この構成にぴったり」と思って見てましたが、今回は「かっこいい!」以外の感想が出てきません。今回のツアーで最高の内容、というか、これまで見た亜弥紺でここまでかっこよかった姿を見たことがありません。

... そんなこともあったせいか、次のメドレー、無くても良かったかもしれないと感じました。曲自体は重要なものが多いんですけど、「オリジナル人生」のかっこ良さの前にはすっかりかすんでしまいました。アレンジがやっぱり微妙かな、というせいもあったんですけど。

M16が「I Know」ということで昼夜差分の4つめ。昼の激しい「絶対解ける問題X=♥」も重要ではあるんですが、それに比べればほのぼの系なこっちも重要、ということで両方見られて満足です。

アンコール1曲目の「夢」では、松戸で破られた静寂がちゃんと決まりました。決まると、あれだけいいものなんだなぁ、と思ったところで本人が壊してどうするの? ま、それも御愛嬌なんですけどね。

アンコールのバンドメンバー紹介では、バンマス(Zuckey)のことを「加藤茶に似てる」と言ったら「ヘーックショイ」と笑かせてもらいました。昼公演では違うネタをやったらしいですが、せっかくサックスがいるんだから、ここはひとつ「タブー」でも(やるわけないか)。


約2時間で終演となり、会場目の前のジョナサンは混みそうだったので、新宿御苑前のほうのジョナサンに移動して反省会して帰りました。原田知世セーラー服と機関銃のドラマをやってたなんてことは初めて知った、とか、全然違う話になってましたので、全然反省会ではなかった気がします。

... それはともかく、今年の亜弥紺はこれで打ち止めな訳ですが、春のストリング版にしても秋のホーンセクション版にしても、OTONAな、そして進化する方向としては正しいんじゃないかな、と思います。むかしのアイドル全開なあややが見たい向きには、打てないし振りコピできないし、と不評なのかもしれませんが、いつまでもそういう訳にも行かんですし。

特に今回は、バンドメンバーとの息がぴったりでした。アレンジが違うのでなんとなく戸惑っている客席をうまく煽ったりするところなど、単なるサポートメンバー以上の位置づけだったような感じです。今回限りにするのがもったいないぐらいです。欲をいえば、これにドラムとベースが加われば完璧、って、進化の方向としてはそっちに行く以外になかなか思い付きません。あとは、一部に演劇をやって二部で松浦亜弥オンステージ、という松浦亜弥座長公演@新宿コマ劇場or明治座か(すでに娘。がやってますけど)。

ま、何にせよ、今回顎関節症という爆弾を抱えているのが分かった以上、しばらくは無理をしないで治療し、来年の春ツアーで楽しいものを見せてもらえれば、と思います。