抱えきれない夢 Pocketful of Dreams

日本のエンターテインメントの50年、ということで、戦後のジャズバンドブームや日劇ウェスタンカーニバルの時代から、最近のお笑いブームまでを網羅した、渡辺プロダクション創立50周年企画のイベント。会場の丸ビルは結構混んでましたが、会場はかなりすいていました。

春先に行ったドリフターズの展示会と同様、そこかしこに流れているVTRが良いです。クレージーキャッツ10周年コンサートの映像では、メンバー紹介のときはひたすら真面目に演奏しているものの、それが終わるとギャグ満載になるあたりまでしっかり見入ることになりました。ザ・ピーナッツの映像も流れていましたが、「恋のフーガ」はダブルユーの振り付けが頭をよぎって訳が分からんことになっていたような。

会場各所には、過去のナベプロ所属タレントのレコード/CDジャケットも並んでいますが、太田裕美石川ひとみのあたりまではナベプロと切っても切り離せない感じが強いものの、河合その子やゆうゆ、はたまた安倍麻美あたりまで来ると、ナベプロ所属という認識が全然ありません。昔とは威光の強さが違うんで当然のことなのかもしれませんが...

おとなの漫画とかシャボン玉ホリデーの台本(後者は例の「お父っつぁん、おかゆができたわよ」の箇所でした)とか、どこかで全部公開してもらいたいと思わせるようなものもあり、当時の状況を知っていると非常に面白いのではないかと。

会場奥にある映像コーナでは、シャボン玉ホリデーの三本立て(合計75分:タニーケイだよピーナッツ、ほか)やら、キャンディーズのコンサート映像(キャンディーズ・カーニバルとキャンディーズ・ファイナルカーニバルの合計120分)を見ることができますが、そんな時間はなかったのでここはパスせざるをえませんでした。

また、渡辺プロ50周年記念パーティーの模様も流れていました。たまたま「木綿のハンカチーフ」が流れて来たのでブースに入ってみると、実は「ザ・ヒット・パレード」復活版だったということで、しばらく見るはめになりました。ザ・ヒットパレードといえばスマイリー小原とスカイライナーズが欠かせないんですが、今回はスマイリー小松(=小松政夫)が踊りながら指揮してました(いや、踊ってただけで指揮はしてなかった気がする)。

ちなみに、ベストテンの順位はたぶん以下の通りではないかと。

10位 (たぶん)ヴァケーションかロコモーション/三人娘(中尾ミエ伊東ゆかり、園まり)
9位 (たぶん)こんにちは赤ちゃん/梓みちよ
8位 木綿のハンカチーフ太田裕美
7位 ?/槙みちる
6位 シェリー/RAG FAIR
5位 虹と雪のバラード/トワ・エ・モア
4位 想い出の渚/ザ・ワイルドワンズ
ゲスト: 旅人よ/加山雄三ザ・ワイルドワンズ
3位 (あ、記憶にない...)
2位 危険なふたり/吉川晃司・山下久美子
1位 ロックンロール・メドレー/平尾昌晃ほか

10位と9位は見てないので推測になってますが、関連情報がとあるところに書いてあったので参照して補完。しかし、どういう基準で選ばれたのか、これだけ見るとさっぱり分かりません。4位がザ・ハンダース版だったら非常に怪しいのですがそんなこともなく、2位はなぜ沢田研二が出て来ないんだぁ、という謎もありますが、とりあえず置いておきますか。